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営業を徹底的に経験したうえ営業マンの心理と行動パターンを科学的に取り扱える設計者はこの世界に少ない。 機能や性能を中心とした作り側の思いが設計に反映しすぎた。

管理側だけの都合で管理や分析のためにどんな情報が必要かを考えて入力情報の項目と量を設計に反映させる。 これは営業マンにとって苦痛であり場合によって屈辱的でもある。 今現在存在しているアナログ的報告内容をより簡単な形でできるようにすることで営業マンに多くの恩恵をもたらすならば、普及の障壁がなくなる。例えばiモードでどこでも顧客情報を見れる、直帰直行可能になるとか。

これまでは情報端末と言えばすぐパソコンを思い付く。情報共有といえばすぐ社内ネットワーク(ラン)を思い付く。 その結果、営業マンはどんなに遅くても情報を入力するために会社に戻らなくてはならない。 現実的には営業は激しく移動する業務であり、出張も多い。 個人売上にすぐ結び付かないこれらの拘束条件は営業マンのモチベーションを下げることに繋がる。

これまでのSFAシステムは文字入力が多すぎる。 文字の文章は基本的にアナログ情報であり、情報共有の効率は極めて低い(従来の紙による報告とそれほどかわらない)。にも関わらず東洋人に合わないキーボードによる文字入力の強要は実質的に何のメリットももたらしていない。 ペンで紙に書くより面倒になるだけ。

業務支援ソフトはオフィスソフトと違って、何らかの新しいビジネス仕組み、ビジネススタイルと解決策(ソリューション)を提案しなければ効果は出ない。 しかし、ソフトウェアを企業に置くだけではその効果は自動的に現れるものではない。そのソフトウェアの真髄を充分に理解したコンサルタント要員が企業側に立って運用の手助けしなければソフトの威力が発揮されない。 これまでのSFA開発業者はソフトウェアメーカーに特化しており、物作りの発想で継続性と運用性についてほとんど戦略を持っていない。