営業ラボ

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日曜大工は趣味

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某業界大手企業はある開発会社に営業支援システムの開発を依頼すると8億円との見積りを出されました。

高いと文句を言うと、「4億円で何とかします」との返事が帰ってきました。

底値はどこかと問い詰めたら「それはお客さん次第です」と本音をこぼしました。

高度成長にともない日本企業の多くは自社システムを開発して使ってきました。

2、3年をかけて作り、4、5年を使ってようやく何とか投資を回収できるところです。

しかし、自社システムは聞こえがよいのですが、維持管理がかさむだけではなく、専用のスタッフが必要なので各会社は情報システム部門を設けて対応して来ました。

長期にわたって安定した高収益が続く時代だからこそできたことですが、スピード時代の今となれば、完全に足枷になってしまいます。

2、3年をかけてようやく設計を固めた時点、ビジネス環境は特に変わっており、既に合わない設計になってしまいます。

お金をかけて作った自社システムは関わった人達にしか分からないため保守やメンテナンスなどの維持管理は大変コストとリスクが伴います。

背広も住宅も生命保険も日本社会は特製品ではなくパッケージを受け入れてきました。

日本女性は世界で最もパッケージ(鞄)が好きな女性だといわれるほどです。

しかし、ビジネスソフトとなればいまだに自家製にこだわる人々が多くおられます。

これはあくまでも戦後の高度成長に甘んじた情報システム業界の習慣と癖であり、合理性が欠けております。

日曜大工は愛情表現としてよいのですが、仕事として成り立たないから日曜大工と言います。

「好きなようにできるから、ノウハウが外に漏れないから、・・・」と言い訳する人もいますが、それは「荷物が無くなるから、中身がこぼれるから」といっていまだに宅急便を使わず自分で遠方の親戚にお歳暮を届けるようなものです。

いまは素人の自己満足を満たすほど企業には余裕がありません。

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