【30〜50代 正社員500名に聞いた】キャリア意識 実態調査
多くの企業で「中堅層の人手不足」が課題として挙げられています。その要因として、転職や独立による人材の流出が語られることも少なくありません。一方で、当事者からは「同世代の活躍を聞かなくなった、目立たなくなった気がする。」という声も聞かれます。中堅層がキャリアをどう考え、実際にどのような行動をとっているのか、また日々の業務でどの程度の負担を感じているのかについては、十分に明らかになっているとはいえません。
ソフトブレーンは、営業活動をはじめとした企業の顧客接点業務を、ITとサービスの両面から長年支援しています。組織の中核を担う中堅層が置かれた状況を把握することは、企業の生産性向上や組織づくりを考えるうえで重要な観点です。そこで今回、中堅層の転職・独立への意識と業務の実態を明らかにすることを目的に、調査を実施しました。
その結果、直近5年で調査対象者の約半数が転職・独立を考えている一方、転職・独立を考えた経験がある人の約6割は具体的な行動をとっていないことがわかりました。また、業務に負担を感じている人、自分に業務が集中していると感じている人は、いずれも半数を超えました。本調査の結果が、中堅層の実態を理解し、人材活用や業務のあり方を見直すきっかけとなれば幸いです。
調査概要
調査概要:「考える、でも辞めない、動けない」中堅層
30〜50代正社員500名に聞いた キャリア意識 実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年9月
調査対象:全国の30〜59歳の正社員(営業・販売職、事務・管理・企画職)
現在の勤務先に3年以上お勤めの方
サンプル数:500名
調査結果サマリー
- 約半数が転職・独立を「考えている」。だが転職・独立を考えた経験がある人の約6割は「具体的な行動はとっていない」。
- 転職を考える理由は「働き方」より「報われ方」。最多は年収・待遇への不満。
- 動けない理由として多いのは「会社・上司の引き留め」ではなく、本人の“不安”。
- 約6割が「自分に業務が集中している」と回答。負担の理由は「業務量の多さ」が約4割、「人手不足」「責任の集中」「属人化・代替が居ない」が約3割と続く。
調査内容
- 転職・独立を考えた経験
- 転職・独立を考えた理由
- 検討時に起こした行動
- 転職・独立をしなかった理由
- 業務の負担感
- 負担を感じる点
- 業務の集中
調査結果(抜粋)
1. 転職・独立を考えた経験・・・転職・独立を「考えている」人が、「考えたことはない」人を上回る。
「常に考えている(12.2%)」と「時々考える(29.6%)」を合わせると41.8%にのぼりました。「考えたことはない(33.4%)」を8.4ポイント上回っています。転職・独立を一度も考えたことがない人よりも、日常的に考えている人のほうが多いという結果です。さらに「年に1回程度考えることがある(6.6%)」を含めると、48.4%が直近5年で転職・独立を考えています。

2. 検討時に起こした行動・・・転職・独立を考えた経験がある人の58.9%は「具体的な行動はとっていない」。
転職・独立を考えた経験がある人(n=333)に、検討時に起こした行動を聞いたところ、最多は「具体的な行動はとっていない(58.9%)」でした。「転職サイトや転職エージェントに登録、相談した」は27.0%、「興味のある企業に直接コンタクトを取った」は9.3%にとどまり、転職・独立を考えることと実際に行動に移すことの間には、大きな差があることがわかりました。

3. 転職・独立をしなかった理由・・・上位は「年齢・転職先への不安(27.9%)」と「リスクへの不安(23.1%)」。
転職・独立をしなかった理由(転職・独立を考えた経験がある人 n=333)は、「特に理由はない(33.9%)」を除くと、「自分のキャリアや年齢で転職先が決まるか不安だった(27.9%)」が最多で、「転職・独立に伴うリスクへの不安が強かった(23.1%)」が続きました。一方、「会社や上司から引き留めを受けた(5.1%)」や「上司や同僚に『代わりがいない』と言われた(1.5%)」は少数にとどまりました。











































