DXは低コストでも実現できる!DXに役立つ14の無料ツールを紹介
「自社でもDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み、成果をあげることが要求されているけれども、予算は多くない」このような悩みに対して、DXの促進に役立つ無料のツールが公開されています。
それぞれのツールは、実務にどこまで役立つのでしょうか。この記事ではDXに役立つ代表的な14のツールを紹介し、DX実現を進める情報を提供します。
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DXに役立つツールは多種多様
実務ではさまざまなツールを活用し、DXの実現に役立てることが可能です。知名度が高く、幅広く使われている無料のツールも複数あります。
もっとも、オールマイティーのツールはありません。自社の求めるDXの実現には、複数のツールを組み合わせることが必要です。無料のツールでもうまく使えば、実務に求められる多くのニーズを満たせるでしょう。DXについては、以下の記事もご参照ください。
参考:DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?定義や具体策をわかりやすく解説
参考:営業部門のDXにはMA、SFA、BIの各ツールが有効!業績アップにつながる活用法を解説
DXに役立つ14の無料ツールを紹介
「実務に使うなら、有料のツールでないと使えない」DXへの取り組みにあたり、このような考えもあるかもしれません。しかし、無料で提供されているツールのなかにも、実務やDXに役立つものはあります。
ここでは代表的な14の無料ツールについて、特徴やおすすめする使い途を紹介します。
その1:ビジネスチャット
まずは広く使われている、3種類のビジネスチャットを比較しました。少人数または短期間ならば、さまざまな機能を使えるサービスが多くなっています。
ツール名 | 特徴やおすすめの使い途 | 無料版で使える内容 |
Chatwork | ・1つのアカウント、1つの画面で、必要なグループへの登録やメッセージの閲覧が可能 ・画面がシンプル。会話の流れをツリーのようにぶら下げる「スレッド」機能は無い ・中小企業や少人数のプロジェクトにおすすめ |
・100名、5GBまで利用可能 ・音声・ビデオ通話は1対1のみ ・メッセージは直近40日前まで閲覧可能(最大5,000件) ・APIを活用し、外部サービスと連携できる |
LINE WORKS | ・いわゆるビジネス版のLINE。LINEとの連携が可能 ・掲示板やカレンダー、ファイル等の保存に使えるDrive、アンケート機能を備える ・LINEに慣れたユーザーが多い企業、スタンプなどを活用したい企業、数名のグループや組織におすすめ |
・ユーザー数100名まで ・ストレージは5GBまで ・音声・ビデオ通話、画面共有は4人まで。最大60分 |
Slack | ・組織やプロジェクトごとに、ワークスペースが分かれる。チャンネルを活用して細分化もできる ・リプライはスレッド形式で、ツリーのようにぶら下げるため見やすい ・大企業や参加者の多いプロジェクト、多種多様なWebサービスをSlackで統合したい企業におすすめ |
・90日前のメッセージまで閲覧可能 ・ビデオ通話は1対1のみ可能 ・アプリは10個まで追加可能 |
ツールごとの特徴は、大きく異なります。自社に合ったツールを選ぶことは、DXを実現する鍵です。
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その2:Web会議システム
続いて、Web会議システムを比較していきましょう。無料版で使える内容に大差はありませんが、サービスの特徴には違いがあります。
ツール名 | 特徴やおすすめの使い途 | 無料版で使える内容 |
Google Meet | ・Googleアカウントでログインしていれば、別途ソフトのインストールなく使える ・手軽にWeb会議をしたい組織におすすめ |
・出席者は100名まで ・会議時間は60分まで |
Microsoft Teams | ・WordやExcelなど、Microsoft製品との親和性が高い ・WindowsやOfficeなどMicrosoft製品をよく使う企業や、長めの個別打ち合わせをオンラインで行う企業におすすめ |
・出席者は100名まで ・会議時間は60分まで。ただし、1対1で行う会議は30時間まで可能 |
Webex Free | ・音声や映像の品質、通信の安定性が高い ・主要な100以上のアプリとシームレスに連携できる ・安定した通信を最優先する、さまざまなアプリを組み合わせる企業におすすめ |
・出席者は100名まで ・会議時間は40分まで |
Zoom | ・知名度が高くビジネスに合った機能を搭載する ・社外の参加者が多い会議を開く企業におすすめ |
・出席者は100名まで ・会議時間は40分まで |
それぞれのWeb会議システムが持つ特徴を確認して、自社にマッチするサービスを選ぶとよいでしょう。Web会議システムについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
参考:WEB会議システムを無料で使おう!素早く簡単に導入する手順も紹介
その3:CRM/SFAやMA
CRM/SFAやMAにも、無料ツールがあります。ここでは2つのサービスについて、特徴を確認していきましょう。
ツール名 | 特徴やおすすめの使い途 | 無料版で使える内容 |
HubSpot CRM | ・営業活動やマーケティングに役立つ機能を、無料で使える ・費用はかけられないが、できるだけ充実したCRM/SFAを求める企業におすすめ |
・最大100万件のコンタクトを登録可能 ・ユーザー数とストレージ容量は無制限。期限もない ・GmailやOutlook、Messengerとの連携が可能 |
Ambassador Relations Tool | ・マーケティングに必要な機能が無料で揃っている ・少ないコストでマーケティングを強化したい企業におすすめ |
・CRM、MA、メールマーケティング、NPS計測、顧客分析、SNS連携の機能を揃える ・顧客は10,000人まで登録可能。月間UU数は10,000まで |
どちらも件数や人数に制限はあるものの、実務で役立つサービスとなっています。
その4:その他のツール
ここまで紹介したツールのほかにも、DXに役立つツールはあります。主な5つのツールを紹介します。
ツール名 | 特徴やおすすめの使い途 | 無料版で使える内容 |
Dropbox Basic | ・共有リンクを介して、大容量ファイルのやり取りが可能。ファイルのプレビューにも対応 ・大きなサイズのファイルを送受信する組織におすすめ |
・2GBのストレージを利用できる ・ファイルやバージョンの復元は、30日以内なら可能 |
Redmine | ・課題管理や情報共有、スケジュール管理が可能。Webブラウザを通して操作する ・チケットの管理やスケジュール管理を無料で行いたい組織におすすめ |
・チケットにより、問題や課題を管理する ・ガントチャート機能でのスケジュール管理 ・Wikiを使った文書作成 ・バージョン管理システムとの連携 |
Trello | ・タスク管理やアイデアの可視化を行える ・プロジェクト管理を無料で行いたい組織におすすめ |
・カードは無制限で作成可能。タスクやアイデアを記載できる ・ボードは1つのワークスペースにつき10枚まで ・コマンドの実行は月250回まで |
Hirehub | ・募集から選考、入社まで、採用活動に必要な機能を無料で使える ・採用活動にかかる費用を抑えたい企業や団体におすすめ |
・求人作成 ・応募者管理 ・人材エージェントとのやり取りを一元化 ・面接日程の調整 |
フリーウェイ経理Lite | ・仕訳の入力や経理業務に必要な帳票の出力が可能 ・経理業務に必要な入力を行え、帳票を作成できる ・クラウド会計システムをコストを抑えて使いたい企業におすすめ |
・仕訳の入力 ・科目の作成 ・元帳や損益計算書、残高試算表などの帳票 ・グラフ(企業分析レーダーチャートなど) |
開発部門や製造部門、間接部門など、企業活動における幅広い部門で無料のツールを活用し、DXの実現につなげることが可能です。
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無料のツールには限界がある
DXは、無料のツールを組み合わせて実現することが可能です。一方で、組織のサイズやニーズによっては、機能などの限界を感じるケースもあります。この場合は、有料のツールを選ぶことになるでしょう。
ここからは無料のツールを使うデメリットと、有料のツールをおすすめするケースを解説します。
無料のツールを使うデメリット
無料のツールは、安価で使えることが大きなメリットに挙げられます。費用がかからないため、登録後すぐに使える点も魅力的です。一方で、以下のようにさまざまなデメリットもあります。
- 機能に制限がある。かゆいところに手の届く機能を選べない
- カスタマイズはできない
- 利用者数やデータ量、利用回数が制限される
- 電話やメール、チャットによる問い合わせを受け付けず、個別具体的なサポートを得られない場合も多い
- 広告が表示される場合がある
上記のようなデメリットがあるため、すべての企業で無料のツールが役立つとは限りません。複数の無料ツールを組み合わせても、自社の求めるDXを実現できない可能性があります。
有料のツールやサービスをおすすめするケース
無料のツールで対応していない機能が必要、データや業務量が多い企業は、有料のツールやサービスの選択がおすすめです。代表的なケースを、以下に挙げました。
- 多人数とのコミュニケーションを、制限なく行いたい
- 大量のデータもスムーズに使いたい
- ワンストップで多種多様な機能を使いたい
- かゆいところに手が届く機能を使いたい
- 手厚いサポートを受けたい
- DXを実現するうえで、制限をできるだけなくしたい
eセールスマネージャーも、営業活動や顧客管理でDXを実現する有料のサービスです。どのような魅力があるか、次の章で確認していきましょう。
CRM/SFAでDXを実現したいならeセールスマネージャーをおすすめ
CRM/SFAを活用してDXの実現を目指すなら、eセールスマネージャーの活用がおすすめです。eセールスマネージャーを使うことで、以下のメリットが得られます。
- 一度の情報入力でさまざまなデータに反映される「シングルインプット・マルチアウトプット」を活用できる
- 直感的に使える使いやすい画面
- SNSやタイムライン機能を搭載。外出先でも必要な情報を確認し、すばやく報告できる
- 本稼働まで、オンライン・オフラインでのサポートを実施
すでに185もの業種、5,500社を超える企業に導入されました。導入した95%の企業で継続利用していることは、eセールスマネージャーが業務にフィットしたサービスであることを示しています。eセールスマネージャーの活用により、DXによる業務改革を実現できるでしょう。
DXの無料ツールは、機能と制限事項を把握したうえで活用を
無料ツールはうまく組み合わせることで、DXの実現に役立ちます。低コストで業務改革を実現できることは、大きなメリットといえるでしょう。
一方で、無料ツールはユーザーから料金を徴収しないため、機能が制限されるケースも多いです。どの機能をどこまで使えるか、よく把握したうえで活用するとよいでしょう。
そもそも無料のツールは、すべての企業のDXに役立つわけでなければ、すべてのニーズを満たせるわけでもありません。もし自社のニーズが無料のツールで満たせなければ、有料サービスを活用する必要があります。
弊社では豊富な機能はもちろん、直感的で使いやすく入力の手間もかからないCRM/SFA「eセールスマネージャー」を提供しています。DXの実現に向けて、活用をご検討ください。