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ナレッジとは?ビジネスにおける意味・共有する5つのメリットを解説
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ナレッジとは?ビジネスにおける意味・共有する5つのメリットを解説

ビジネスシーンにおいて「ナレッジ」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

個人のナレッジを企業で共有していくことで、さまざまなメリットがもたらされます。

本記事では、ビジネスでの「ナレッジ」の意味やメリット、関連用語などについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ナレッジとは? ビジネスシーンにおける意味合い

一般的にナレッジとは、英語の「knowledge」が語源となり、和製英語として使われている言葉です。

【knowledge】

1. 知識・情報
2. 企業などの組織にとって有益な知識・経験・事例・ノウハウなど付加価値のある情報→ナレッジマネジメント

引用元:デジタル大辞泉

一般的には、書籍やインターネット、新聞などから得た知識・情報がナレッジにあたります。

しかし、ビジネスにおけるナレッジは、企業や組織にとって「付加価値のある情報」や「有益な情報」という意味合いが強くなるでしょう。

個人の持っている付加価値情報を企業や組織で共有することで、業務効率改善や生産性向上に役立てられます。

今後、ますます人材不足や働き方において問題が大きくなります。社員一人ひとりが蓄積してきたナレッジの共有が、企業のセールス効果として重要です。

ナレッジとノウハウの違いを整理

ナレッジとノウハウの違い

ビジネスシーンで「ナレッジ」と混同されがちな言葉として「ノウハウ」があります。

以下では、ビジネスシーンでの正しい活用を解説します。

ナレッジは外部から得た知識

ナレッジとは、書籍や人との会話、新聞など外部から得た知識・情報のことです。

企業や組織に何かしら有益情報として与えられるものであり、あくまでも表面的な情報の固まりです。

しかし、ナレッジは企業が成長するためには欠かせない重要な要素であることは間違いないありません。

ナレッジを有効活用できれば、業務改善や生産性の向上にも十分役立てられ、セールス効果へつなげていくことも可能です。

ノウハウは実体験から得た知恵

ノウハウは、英語の「know-how」が語源とされている言葉です。

単なる知識ではなく、一人ひとりの実体験や蓄積してきた経験により養われた専門性や方法論として得た知恵を指しています。

個人や組織が、成功や失敗を繰り返しながら試行錯誤して見つけた知恵がノウハウへと変わるのです。

ナレッジを共有するメリット

業務効率化

ナレッジの共有は、インサイドセールスやフィールドセールスにおいて、業務効率の最大化につながります。

個人の能力に差が出やすいセールスこそ、ナレッジを共有して有益な知識や情報を業務に活かしていくことが重要です。

今までのやり方が非効率的だった場合、行動の改善ができます。無駄な作業を減らしたり、時間の有効活用ができたりすることで、セールスの成果へとつながるでしょう。

生産性向上

業務が効率化することで、生産性向上も期待できるメリットがあります。

ナレッジの共有は、新しい知識や情報をインプットするきっかけにもなり、大きな成果につながる可能性があります。

長期的な視点で見ても、顧客にアプローチする件数や見込み顧客の獲得率をあげていくには、ナレッジの共有や蓄積は必要不可欠といえるでしょう。

人材育成の強化

ナレッジの共有は、企業内の教育・研修の制度を洗練させ、人材育成の強化を図る上でも重要です。

企業の教育コストや時間は限られているため、効率的に人材育成の強化が期待できます。

蓄積されたナレッジを体系化することで、研修やOJTのマニュアルの質があがり、教育側の負担軽減にもつながるでしょう。

顧客対応力アップ

ナレッジの共有や蓄積によって、顧客の問い合わせやニーズに対して、スピーディーな対応をとれるようになります。

個人間の顧客対応力のバラつきが減少し、顧客対応力の向上につながります。

すみやかな共有は、企業全体での認識違いによるリスクを抑えます。顧客に最適なセールス情報が提供でき、企業全体の顧客対応力アップが見込めます。

属人化の防止

ナレッジの共有によって、人材不足が問題視される中で、属人化の防止が期待できます。

経験豊富な人材が突然退職してしまった場合でも、ナレッジを共有していれば現場の混乱を最小限に抑えられるでしょう。

たとえば、担当者が不在の場合でもナレッジの共有ができていれば、その場で対応ができ、担当者に余計な時間や手間を与えることがなくなります。

企業はできるだけ早い段階でナレッジの共有を進めていけるといいでしょう。

ビジネスで使われるナレッジの関連用語

ナレッジとは?ビジネスにおける意味・共有する5つのメリットを解説_ビジネスで使われるナレッジの関連用語

ナレッジマネジメント

ナレッジマネジメントとは、組織全体が持つ知識を共有し管理する経営手法のことです。

個人一人ひとりが持っているナレッジを企業や組織全体で共有し、活用する仕組みを作り、業務改善や新たな価値を想像していく考え方です。

ナレッジマネジメントは、企業全体を底上げするだけでなく、企業価値の向上が実現できるのもメリットでしょう。

業務改善や人材育成の強化、生産性向上などもナレッジマネジメントのメリットのひとつだといえます。

ナレッジマネジメントの詳細は、別記事の「ナレッジマネジメントとは?知識の共有とSECIモデルの重要性」を参考にしてみてください。

ナレッジベース

ナレッジベースとは、企業で管理するナレッジのデータベースのことです。

ナレッジベースにはマニュアルやFAQ、ノウハウなどの情報が蓄積されていて、いつでも取り出せて確認ができます。

ナレッジベースを企業全体で活用することは、個人のスキルアップやセールスアップ、人材育成に役立てることが可能です。

また、他部署や支店との情報共有もスムーズに行えるため、連絡の手間を省ける利点があります。

ナレッジワーカー

ナレッジワーカーとは、企業に対して個人の知識から付加価値のある情報を生み出す労働者のことです。

英語の「knowledge」と「worker」を組み合わせた言葉であり、オーストリアの経済学者ピーター・ドラッカーによって提唱されました。

昨今、IT化による進化のスピードがすさまじく、人間がビジネスの現場で活躍できる場がAIの自動化に奪われつつあります。

今後は、人間にしかできない知識やアイデアを活用した企業貢献が求められているでしょう。

セールス部門でのナレッジ共有の重要性

売り上げアップにつながる

セールス部門は属人化しやすいため、効果的なセールス手法のナレッジを共有することで売り上げアップが期待できます。

個々の能力に頼りがちなセールス部門は、新規獲得率が高い社員や、顧客との関係作りがうまい社員などに売上が偏っている企業も少なくないでしょう。

だからこそ企業は、ナレッジの重要性を理解し、属人化を防止する必要があるのです。

個人の感覚で行うことが多いセールスは、言葉で共有しても伝わらないケースがほとんどでしょう。

ビジネスが成功した際のプレゼン資料や新規獲得までのワークフローをまとめた情報をナレッジとして他の社員に共有できれば、企業全体の売り上げアップにつながっていくでしょう。

ノウハウの継承やスキルアップにつながる

働き方の多様化によって、情報の共有がされにくくなったことに悩んでいる企業も多いでしょう。

リモートワークの導入が増え、直接顔を合わせる機会が減ってしまい、社員のコミュニケーションも取りにくくなっているケースが増えています。

成績優秀な社員のスキルやノウハウを新人へ伝えていくために、ナレッジの共有がますます重要視されていくでしょう。

ナレッジを活用してセールス効果に繋げていこう

個人のナレッジを企業全体で共有し、蓄積していくことがビジネスの成功において重要なポイントです。

ナレッジの効果的な活用には、企業内での営業進捗管理や商談案件を共有したり、顧客の詳細データを的確に管理することが必要です。

弊社の製品「eセールスマネージャー」は、185業種で導入実績がある顧客管理システムとして、お客様のサポートを行っています。

ナレッジ共有と合わせて顧客管理システムを併用することで、より質の高いセールスを可能にしましょう。

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