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Salesforce(セールスフォース)のSales Cloudの評判は?導入で成功させるには

Salesforce(セールスフォース)のSales Cloudの評判は?導入で成功させるには

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導入することが常識になりつつあるSFA/CRMの製品の中でも、トップベンダーとの評判が高いsalesforce.com (以下Salesforce) 。

しかし、Salesforceが全ての企業のニーズに合致するのでしょうか。

SalesforceのSFAであるSales Cloudの機能を検証し、口コミも鑑みた上で、導入に成功するためのTo-Doを確認したいと思います。

Salesforce(セールスフォース) のSales Cloudとは?

SFAの定義の確認から始めましょう。

SFAの概要

SFA (セールスフォースオートメーション)は、属人的なノウハウに支配されていた営業情報や手法をデータ化し活用することで、営業プロセスの効率化を目的とした概念のこと。
顧客情報の管理・分析の要素も含むので、CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント) の一部と位置付けられることもあります。

SFAを実装する製品には、一般的に次の機能が搭載されています。

  • 顧客管理
  • 案件管理、スケジュール管理
  • 営業活動の進捗管理 (To-do管理含む)
  • 各種レポート作成

矢野経済研究所が2019年1月に発表した、ERP/業務ソフトウェアの導入調査によれば、2012年には9%であったSFA/CRMの導入状況が、2018年では28%となり、順調に成長をしていることが明らかになっています。

中小企業のSFA/CRM市場には依然としてホワイトスペースが多いため、市場の成長とともに導入シェアの変化が、多くの口コミからも予想されます。

Salesforceについて

Salesforceは1999年、米サンフランシスコで創業されました。2018年にはFORTUNE100企業のうち99社がSalesforceを採用し、現在の顧客数は15万社を超えています。

Salesforceはクラウドサービスのため、インターネット環境とデバイスがあれば利用する場所を選びませんつまりサーバー購入などの初期投資が不要なので、簡単に利用を始められるという評判が高いです。

Salesforce製品ラインアップ

現在Salesforceは以下の製品を提供しています。

  • 営業支援:Sales Cloud、Salesforce CPQ
  • カスタマーサービス:Service Cloud、Field Service Lightning
  • マーケティング:Marketing Cloud、Salesforce DMP、Pardot
  • Eコマース:Commerce Cloud、Salesforce B2C Commerce、Salesforce B2B Commerce
  • エンゲージメント:Heroku
  • プラットフォーム:Customer 360、Lightning, Heroku Enterprise
  • インテグレーション(統合):MuleSoft
  • アナリティクス(分析):Einstein Analytics
  • 業界別ソリューション:Financial Services Cloud他
  • コミュニティ:Community Cloud、Community Builder
  • 人材育成・学習:myTrailhead
  • プロダクティビティ(生産性):Quip

見込み客(リード)のドアノックから、マーケティング、新規顧客の獲得、さらにはカスタマーサービスまでの業務全てを支援するラインアップといえます。

Sales Cloudの特徴と価格

SalesoforceのSFA製品であるSales Cloudは、日本でも業種や希望規模を問わず導入されており、内閣官房や静岡県などの行政でも利用されています。
前述の矢野経済研究所のデータによれば、2018年の国内シェアは60%ほど。

Sales Cloudの特徴は多機能、Salesforce他製品とのスムーズな連携、カスタマイズが容易、サポートされている言語が多い、などが口コミからも明らかです。

価格体系は4種

 Sales Cloudで提供される価格体系は、ユーザーが必要とする機能やサービスの数や質に依存するもので、年間契約が前提となります:

Essential Professional Enterprise Unlimited
料金 (1ユーザーあたりの月額、税抜き) 3,000円ユーザー数は10名まで 9,000円 18,000円 36,000円
特徴 必要最低限の機能が使える あらゆる規模の組織に対応 細かいカスタマイズが可能 サポート無制限、最多機能

Sales Cloudの強み・導入のメリット

多機能であること

 一番の強みは多機能である点。

例えばSFAの肝となる顧客管理では、活動履歴、主な連絡先、顧客とのレスポンス、社内連絡などをまとめて管理することができ、SNSでの顧客情報なども取り込めます。これらが顧客を迅速に理解することに繋がり、営業活動が効率的に行えるのです。

システム構築に知見があるは、SIerの力を借りなくてもカスタマイズができてしまう自由度の高さも評判です。

進捗状況や売り上げ予測などのデータをリアルタイムで把握し、その結果をITリテラシーのレベルに関係なく、誰でも簡単にレポートにすることが可能です。

連携する多数のプラグインがある

SalesforceはSFAの中で歴史も長く、多くの導入数を誇ります。よって多くのプラグインが開発されています。

例えばSalesforce CPQも合わせて利用すれば、Sales Cloudのデータから見積もり提案書や請求書作成を、簡単に自動化できます。

あるいはB2Bマーケティングオートメーション製品のPardotを利用して、Sales Cloudとデータを同期すれば、マーケティング部門と営業部門双方でリード情報が共有可能になり、両部門同意の元で効率的にオンラインキャンペーンを企画、実装することができます。

なお、弊社の提供するeセールスマネージャーでも複数のシステム連携が可能なように設計されていますが、もしSFA単一の機能だけしかない製品で同じことをするには、工数コストが別途必要となります。

多言語対対応

 Salesforce の言語サポートには、次の3つのレベルがあります。

この3つでサポートされていない言語を見つけるのは極めて困難です。

  • 完全サポート言語(18言語)Salesforce 機能と UI テキスト全てが、選択した言語で表示される
  • エンドユーザー言語(17言語)会社で使用される言語以外を選択(異なる言語を使用する組織などがある場合)
  • プラットフォーム専用言語 Salesforce でデフォルトの翻訳が提供されない場合に使用

グローバル企業にとって多くの言語にサポートしているという点も、製品選択の重要ポイントとなるのは、言うまでもありません。 

Sales Cloudの弱み、課題

残念ながらSales Cloudを導入しても、使いこなせない企業もあります。
どういった場合が考えられるでしょうか。

今では高額製品にランクイン。導入もややこしい

クラウドサービスだから初期投資なしで安価で導入できるというのが、元来Salesforceの評判でしたが、使い続ける限りランニングコストはかかりますし、最近では完全無料のSFA製品や、機能を絞った競合製品も登場しています。

結構使えるという評判があるのは、Salesforceには脅威といえます。

Sales Cloudはノンカスタマイズで簡単に導入できるので、追加費用は不要というのが推奨シナリオですが、実際には素のままで使用する企業はほとんどなく、カスタマイズを行うために画面開発などの追加作業が生じていることが、口コミからも明らかです。

日本企業には多機能すぎる

全ての機能を使いこなせば良いのですが、海外企業ほど営業プロセスが共通化できていない日本企業には、Sales Cloudの多機能ぶりが”帯に短し襷に長し”の状態。

導入はしたものの、使いにくい、役に立っていないという声が営業担当から上がり出すことが多く、そうなるとだいたい運用まで回りません。

使い方がわからなくてオンラインヘルプを検索しても、分量が多くて欲しい情報にリーチするのが難しかったり、致命的な状況でサポート依頼したところ、サポートをアメリカ本社の技術者が直接行うことになり、英語がわかる人間を担当につけなければならなかったりと、問題解決のために日本企業泣かせの側面も。

もっと機能は少なくても良いから、Salesforceの価格を全体的に安くして欲しいという口コミさえあります。

Sales Cloudの競合製品の評判は?

問題点

海外、国内と分けて確認してみましょう。

海外SFA製品と機能、価格、特徴、評判を比較

価格(1ユーザー/月) 特徴 評判 URL
Hubspot CRM 無償 小規模組織なら十分の機能搭載
HubSpotの他サービスとの連携がしやすい
UIがやさしいのでツール初心者でも使いやすい  https://www.hubspot.jp/products/crm 
MS Dynamics365 https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/pricing/  MS Office製品やERPともシームレスな連携が可能 使い慣れたツールを使用できるのが良い https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/ 
Oracle Sales Cloud 7,800¥〜
(Professional Edition)
クラウド機能とオンプレミス機能の連携が可能 機能は充実しているが、競争力のある差別化はされていない https://www.oracle.com/jp/applications/customer-experience/sales/
Sugar CRM 52US$〜
(Sugar Professional)
*トライアル版あり
OSS製品なので、コミュニティ版(無償)あり。Salesforceに匹敵する豊富な機能 OSSベンダーなどマニアックなユーザーが多い
マニュアルは英語のみ
https://www.sugarcrm.com/jp/ 
SuiteCRM 無償(OSS) 導入には専門知識が必要、日本語のパッチで日本語化は可能。 OSS製品としては、完成度が高く、海外では評価が高い。
必要な機能は揃っているが、マニュアルは英語のみ
SuiteCRM 

海外SFA製品は統合CRMパッケージがほとんどです。 

国産SFA製品の場合

価格(1ユーザー/月) 特徴 評判 URL
eセールスマネージャーRemix 6,000¥〜(スタンダード)
無料トライアルあり
シングルインプット、マルチアウトプット、簡単入力で情報を可視化できる 案件の進捗管理がしっかりできる、顧客満足度93.6%のヘルプデスクでの操作方法サポートなど、サポート体制充実 https://www.e-sales.jp/ 
SalesForceAssistant 3,500¥〜(顧客創造)
初期設定費用別途要
無料トライアルあり
カスタマイズできる項目が多めなので、自力で自社の希望の形に近づけられる 顧客管理や売上レポート表示など、機能充実。無償操作研修など、使いこなすためのサポートあり https://www.salesforce-assistant.com/ 

日本企業向けのサポート体制が充実していることが、海外SFA製品と大きく異なっています。

Sales Cloudはどんな企業におすすめか?

企業イメージ

Salesforceの Sales Cloudを生かせるのは、どのような企業なのでしょうか。

SFA+@が必要な場合

Sales Cloudでは様々なデータを抽出できるので、営業に関する細かいデータを必要とする場合や、SFAに加えマーケティング活動や他の業務もシステム化したいなど拡張性が求められる場合に、Salesforceの他製品とストレスなく連携できるSales Cloudが向いているでしょう。 

比較的規模が大きな企業やグローバル企業

規模が大きな会社やグローバル企業では、システムを利用する事業所が多岐に渡り、しかも多言語での運用が必要になるので、評判通りにSales Cloudの導入が成功する率が高いです。

Salesforce(セールスフォース) のSales Cloud導入で成功するためには

Sales Cloudを導入したのに、宝の持ち腐れになってしまい、継続利用を断念してしまうのでは残念です。

成功するために確認すべきことをあげてみましょう。

他SFA製品とのポジショニングの違いを理解する

まずはSales Cloudは他SFA製品とポジショニングが異なることを理解しましょう。Sales Cloudは、車に例えるならベンツ(高級車)。
他Salesforce製品との組み合わせでSFA+@のシステム構築をすれば、高額になる一方で信頼性も高くなります。

一方、単一機能にフォーカスするSFA製品は、Sales Cloudに比べ機能を限定している点から、小回りが効く小型車といえます。

弊社ではSFAやCRMの導入などで、項目を確実に点数化して確実に比較をサポートするシートも提供していますので、ご興味ある方は、以下よりダウンロードしてください。

営業活動を分析するチームが必要

Sales Cloudのデータをリアルタイムに分析し、MAやERPと同期を取って他業務にも生かすために、営業支援部門など営業活動を分析する専門チームを設置しましょう。

営業情報の共有を社内に根付かせること

営業情報が営業担当個人にクローズしているようでは、いかなるシステムを導入しても失敗します。

まずは営業組織内からSFAで営業情報の見える化を始め、さらにはマーティング、インサイドセールス、財務などの他部門もSales Cloudを通して営業情報を共有することに慣れることが肝心です。
それが習慣になればSales Cloudは必要不可欠の存在になるのです。

SFAは導入だけでなく定着まで導こう

SFAに限ることではありませんが、システム導入のゴールとは社内に定着させること。

SFAは導入だけでは定着しない

SFAの導入を決めるのは経営陣で、導入するのは外部のSIerか社内のIT部門、そしてシステムに慣れるのはまずは営業担当から。毎日SFAにログインして、入力することからスタートです。

営業現場では想定よりシステムに疎い人も多いので、負荷を軽くするため、入力項目は最小限にすることが肝要。徐々に情報が増えていけば、営業担当もSFA活用のメリットが理解できるはずです。 

なおSFAやCRM導入を考えている方々に対して弊社では無料でお役立ちコンテンツを提供しています。もし導入を考えている場合は以下をご参考にされてください。CRM導入にて体制構築で失敗しないポイントを説明しています。

使い勝手と運用の体制をしっかりする必要がある

システムの入力に慣れてきてもわからないことがあると、直ちに使うことを諦めてしまう人もいるので、不明点はすぐに解決できるサポート体制の設置が必要です。
Q&Aセッションの機会を定期的に設けるのもよいでしょう。

定着し始めたらユーザーから定期的にフィードバックを受け、運用方法を改善し続けることが重要です。

自社に適したSFAが何かを見極め導入していただきたい

繰り返しになりますが、SFAで何を実現したいかの見極めが重要となります。

SFA+@のシステム構築を望まれるならSales Cloud、SFA単体機能だけが欲しいのであれば他SFAの検討が正しいでしょう。
最終的な決断には、他社での評判や既存ユーザーの口コミを確認することもお忘れなく。

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